リフォーム施工例
[ 大田区本羽田 ]
リフォーム後
リフォーム前
ご依頼内容
この部屋はLDKと隣接する部屋で小さいお子様と、畳の上で遊び、畳の上で寝られる部屋として既存洋室の部屋を和室に変更し、布団等をしまえる収納を造りたい。
設計主旨(床)
小さいお子様のつまづき等事故防止、更に新築住宅でもあったので、床下を畳の厚さ分だけ下げて、隣の部屋との段差をなくしました。今回の部屋が5.83帖という限りある空間であるので隣の部屋との段差を無くし隣の部屋と連続する空間にすることで、5.83帖以上の使い方ができるようにしました。
設計主旨(収納)
和室で寝るために、布団をしまう収納も必要となります。四方を窓と引戸に囲まれているので普通に収納を造ると、窓を半分つぶしてしまったり、四角形ではないいびつな形の部屋になってしまい、そして6帖弱の部屋で天井まである収納だと視界がさえぎられ圧迫感を感じ部屋が狭く感じてしまい、設計主旨(床)でも記したように、空間の有効利用ができません。そこで、窓の下半分の収納を造ることによって、窓をつぶさず(暗い部屋にしないで)、また下半分だけなので視界が奥まで抜けるので圧迫感が無く狭さも感じにくくなります。又、収納上に物が置けるので、遊びの空間としての利用もできるので愛着がわく部屋にすることができます。
設計主旨(あまった空間)
家族構成から、収納量を考慮すると空間が余る場所があります。ちょうどそこには、テレビのアンテナ線があるので、そこには、テレビ置き台としました。和室では洋室で椅子に座るのとは違って、畳の上に座って、もしくは寝ながらという、目線が洋室より低くなるので、隣の収納カウンターより下げてあります。そして、テレビ裏はビデオ等の配線ではんざつになりやすい傾向にありますが、カウンターに配線用の穴を開けてあるので、線がはんざつになりにくいようになっています。
設計主旨(障子)
洋室であればカーテンなのですが、今回は和室です。窓に障子を入れたいのですが、障子を入れるためには窓枠に障子が入るミゾを掘り込まなくてはなりません。ただ、もともと洋室であるので、この洋室用の窓枠にミゾを掘り込むことができません。障子を入れるためには、既存の窓枠の中に障子用ミゾが入った窓枠を入れなくてはならないのですが、それですと、窓枠が二重になり、窓枠自体が物凄く分厚くなり、かなり目に付いてしまう仕上がりになってしまうので、和室にも似合うカーテン(プリーツカーテン、シェードカーテン)を薦めたのですが、お客様の障子の希望が強かったので、障子で行うことになりました。既存の窓枠に障子を入れてすっきりさせた外観を出すためにはどうするか考え、そして、障子用の窓枠を使わないで薄い金物で障子に絡ませて滑らす特注障子を採用し、見た目もすっきりでとても自然な仕上がりにしました。
通常の収納
○ | 収納量がある。 |
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× | 窓が半分つぶれる。 |
× | いびつな形の部屋 |
× | 6帖弱の部屋で、収納が天井まであると圧迫感があり、部屋狭く感じてしまう。 |
窓をふさがず縦長の収納
○ | 窓がふさがれない。 |
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× | 収納量が少ない。 |
× | いびつな形の部屋 |
× | 6帖弱の部屋で、収納が天井まであると圧迫感があり、部屋狭く感じてしまう。 |
窓下までの横長の収納
(今回の採用設計)
○ | 窓がふさがれない。 |
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○ | 収納量がある。 |
○ | 四角形の部屋 |
○ | 平面で見ると狭く見えるが、立体的に見ると、窓下だけの収納のため圧迫感を感じない。 |
概略工事費
床高さ下げ及び収納造作工事 | ¥460,000 |
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畳 | ¥100,000 |
収納部分クロス張り及び障子紙張り | ¥15,000 |
枠・カウンター等塗装 | ¥18,000 |
特注障子及び収納用戸襖 | ¥140,000 |
合計 | ¥733,000 |