桧の生育の北限にあたる日光(栃木県)、八溝(茨城県)地域の材を使用します。
この地域は全国有数の良質な木材の生産地でもあり、古くは徳川家の直轄領、さらにその後は国有林となり、十分管理されてきました。また平均気温が低く、雨量も少ない、といった産地特性と相まって、高品質な桧が生産されています。
「桧響」となる桧材は樹齢50年以上の丸太を製材するというこだわりをもって、木材の品質確保、またブランド化を行っています。
主な産地 |
茨城県、栃木県 |
樹齢 |
おおよそ50年以上の高樹齢木 |
含水率 |
SD20以下 |
ヤング係数(強度) |
平均E−110 |
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〜北限の桧を製材、おおよそ樹齢50以上の丸太を製材
桧の北限である日光(栃木県)・八溝(茨城県)は全国有数の良質木材産地です。徳川家の直轄領、さらにその後の十分管理された国有林が多く、平均気温が低く、雨量が少ないなどの産地の特性と相まって、高品質の桧を生産しています。特有の芳香があり、耐久性も高い桧です。
樹齢の若い木材はあまり強くありません。樹齢を重ねた桧は耐久性に優れています。栃木・茨城産の構造用の桧丸太の中でも最も良質な、おおよそ樹齢50年以上の丸太を厳選し、製材しています。
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〜強度としての圧縮・曲げ強さ、シロアリ、カビ・腐食菌まで〜
古くから日本では桧が耐久性に優れた木であることを、経験から知っていました。2001年2月の新聞各紙は、法隆寺の五十塔芯柱(上から下まで貫かれた真ん中の柱)が594年に伐採された桧であることを伝えています。1400年以上もこの柱は重要な役割を果たし、さらにこれからも未来に向けて、その役割を果たし続けています。
桧は曲げや圧縮に強いだけでなく、桧のもつ成分が家を長持ちさせることも、現在ではわかってきています。桧はシロアリに強いことが知られていますし、さらにカビや腐食菌にも強いことが証明されています。
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〜グレーディングマシンにより1本づつ管理+表示〜
十分に乾燥していない木材は、乾燥による収縮で変形しやすく、強度が落ち、木材腐朽菌やシロアリが発生しやすくなります。そこで蒸気加熱式乾燥機を用い、10日間ほどかけ、含水率20パーセント以下の品質が安定しした柱や土台などの構造材を生産しています。さらに一本一本正確にコンピュータで含水率を測定し、質の高い木材を製品としています。また強度をコンピュータ測定し、一定以上の強度のある、より安心の木材をお届けしています。そのため構造計算もより高い精度で可能になり、強度の測定値の表示がない桧より、高い値で計算できるようになりました。
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JASを取得することによって、一般の方にも安心・安全の桧を一目でお分かりいただけるようになりました。その上、「北限の桧 桧響」はJAS規格をはるかに超える強度の桧を出荷しています。
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