思わず腰を下ろして長話しがしたくなる居心地のいい玄関。いぶしタイル貼りの玄関は、台所まで続き、農家の土間を思わせる懐かしい空間が出迎えてくれる家です。吹き抜けのリビングは、桧の無垢板と漆喰塗りで、新しさの中にやさしさを感じさせる一家団欒の場となりました。
「土間のある家」
道路の拡幅により建替えられる建物は、どれも近代的なビルに変わるなか和風の建物が出来ました。「建替える前の建物のイメージを残したい」とのお施主様の希望によるものでした。1階は店舗とギャラリー、2階を住まいとし、共にビニールクロスほとんど使わず木と漆喰をふんだんに使った建物です。2階のお風呂は、ご主人の強い希望によりヒバのお風呂としました。ヒバは、お湯を張ると一段と香りが増し、1階の店舗までヒバの心地よい香りが漂います。
「木と漆喰をふんだんに使った店舗併用住宅」
建物の中央に大きな吹抜があるこの家は、必ず吹抜部分から各部屋へアクセスするように配置してあります。個室が当たり前の現代ではありますが、何となく人の気配を感じ取れる家になりました。
「吹き抜けのある家」
将来南側に建物が建つ事を前提にリビングを2階に配置しました。普段は小屋裏に隠れてしまう部分を出すことによって、明るく開放感のあるリビングとなりました。部屋毎に木を使い分けたところも見所のひとつです。
「丸太梁のある家」
この家を建てる際、できるだけ外国産の材料を使わないで欲しいとの要望がありました。殆ど国産材を使いましたが、一部の材料は国産材だけでは補えず、外国産材を使わせていただきましたが、施主にも満足していただく事ができました。タイル張りの外観とは一転した和風の玄関は見ごたえがあります。
「大黒柱のある家」
1階を親世帯、2~3階を子世帯とした2世帯住宅です。階段の腰壁にも板を使い、単調になりやすい廻り階段も雰囲気が変わります。
「二世帯住宅」